②トラックの日常点検を初心者向けに解説 ルート配送について
今回はトラックの配送の一つの手法である、ルート配送について記事をかきます
トラックの配送にもいろいろなものがあるのですが、そのうちの一つのルート配送をかくことで、実際のイメージを未経験の方にもってもらえたらと考えています
私も夜勤のルート配送勤務に従事しているので、勤務内容の概要を紹介するよりかは、自分の実体験を書くほうがリアリティがあると思うので、それを記事にしていきます
私の勤務内容
概要
使用しているトラックは三菱ふそうの2t幌車
幌とは、シートのようなもので、街を走っている濃い緑色のシートが荷台を覆っているトラックです
幌は、ホロ、と読みます
夜勤という事で、時間帯は夜中10時から、翌朝9時前後になることが多いです
拘束時間であれば、およそ11時間が平均的
時間のある時は2時間以上は休憩をとる時間はありますが、忙しい週明けなどはほとんど休憩無しで走ることが多いです
かなり眠気を感じで無理して運転していることも実際ありますよ
会社からは少しでも眠気を感じたら休憩を取るよう言われていますが、現実には中々取れないことも多いです
扱う荷物は建築用紙材
住宅を建てる際に必要となる材料です
家の壁や、柱、梁やドア、窓などです
運ぶものは多岐に渡ります
これらを夜間の時間帯に、お客さんが居ない時間帯におろしていきます
通称、夜間不在卸し、と呼んでいます
荷卸しをする時間帯は大体深夜1時以降なので、当然お客さんも誰も会社内にはいません
なぜ、このような仕組みかというと、荷物を夜中のウチに届けておけば、お客さん、大工さんと考えてもらったら大丈夫です
その大工さんが、朝早い時間帯に建築現場に納品された資材を持っていき、仕事が出来るからです
ルート配送ですので一晩に何軒もまわることになります
ルート配送とは
それでは実際のルート配送の内容です
私が担当しているエリアには、おおよそ20件程度の納品先がありますが、毎日その全てを配送するわけではありません
納品するのは日に5件から10件ほどが一般的です
ルート配送において、覚えていないといけないことは何点かあります
まず、納品先の場所
そしてそこに至るまでの、トラックではしる道
納品先ごとのルールや決まりごと
といったことがあります
常に同じ道を走るわけではないです
配送する順番も、その日の状況次第で変わってくるので、色々な道を覚えておかないといけないです
夜間なので昼間の道路とまた勝手が違い、目印となるものも分かり難いです
また同じ道でも逆から走る時は、曲がる時の位置感覚もズレてしまうので、うっかり通り過ぎてしまうようなミスもあります
実際、はじめて通る道は迷子になることもしばしばあります
道に迷ってしまった時は、まず落ち着くことが最優先です
道に迷って時間をロスしても、それは挽回がきく事です
焦って注意不足になり、車をぶつけてしまっては、それを元に戻すことは出来ません
繰り返しますが、道を間違えた事は元に戻す事が出来る、と自分に言い聞かせて落ち着く事です
ルート配送の苦労としてはやはり最初に、道を覚えるのが大変でした
土地勘の無いエリアだったのでなおさら大変でした
目印など、自分でみつけてききました
バックで駐車したり、狭い場所に幅寄せして停車することもあるので、納品先ごとに自分ど目印をみつけていきました
道路を覚える時にアプリも使用しました
こちらのアプリは、軌跡メモ、というアプリです
マップ上に走った道を、自動で記録できます
詳しい使い方は、別記事をあげているので、そちらを参照ください
道を覚える時のコツ
まず、道を覚える時は交差点の名称で覚えるのが良いです
コンビニを目印にして覚えるとなくなった時が、目印がなくなります
そして、軌跡メモを活用するのをオススメします
スマホのメモに道順をかいておくのもよいでしょう
ルート配送のメリットと向いている人
ここまで書いて、ルート配送にどんなイメージを持ったでしょうか
トラックの仕事として、道を覚えるのは必須になってきます
これはルート配送に限ったことではないです
ですから、そもそも道を覚えるのが全く苦痛、という人はあまりトラックドライバー自体が向いていないかもしれません
しかし、ルート配送はその中でも比較的、道を覚える負荷が低い方ではないでしょうか
最初のうちはいろいろな道を走って大変ですが、基本的には覚えた道を繰り返し通るような仕事なので、道を覚えるのがあまり得意ではない人には向いていると思います
しかも、最初の道をある程度覚えるまでは同乗教育があり、先輩社員が横に乗って道を教えてくれるのが普通なので、その点でも安心感はあると思います
あと、気になる点といえば給与面でしょう
もちろん会社や地域によってもことなってくると思います
私のように夜勤であれば、深夜手当がつき日勤よりも給が高いのが一般的です
しかし、トラックドライバーのルート配送自体、他業種と比べて給与水準が高いとはいいがたいです
給与をたくさん稼ぎたい方には向いていない仕事でしょう
また、よくもわるくもノルマを自分で達成する、ということは無い仕事です
はじめからノルマというのは、ある意味で与えられている仕事です
簡単に言えば一日の荷物量と、配達先はあらかじめ分かっていて、それを全部終わらせれば一日の仕事は終わりです
飲食店のように、お客さんが次々入ってきて一日の仕事がどうなるのかその時にならないと分からない、ということも少ないでしょう
決まったことをきっちりやってしまえば終わり、というシンプルさが良いと感じる人には向いている仕事かもしれません
まとめ
今回の記事でトラック配送業務のルート配送について紹介をしました
大変さや、現実も伝われば良かったかなと思います