物流業界を未経験の人への紹介 求人をどう見るべきシリーズ 荷主別編
物流業界での仕事を考えている未経験の人に向けた記事を書いています
求人の内容をみても、どんな仕事か分かりづらいのではないでしょうか
一つの目安として、どのような業界の仕事を請け負っている運送会社なのかを確認するやり方があります
つまり、その運送会社の荷主がどんな業界なのかを調べることです
荷主がどんな業界かでも仕事内容は大きく変わります
荷主とは、ひらたくいえば荷物の主、お客さんのことです
トラックが運んでいる荷物をだしているところの事です
この荷主の荷物内容や、業務内容やはては担当がどんな人かでも、運送の仕事の様相がかわってきます
ですので、同じ運送会社でも複数荷主がいるケースは多いので、どの荷主の仕事をするかによってその勤務内容は大きく変わります
当然自分でそれを選ぶことはほとんど出来ないので、どんな働き方になるかは運やめぐりあわせといったことになります
とはいえ、主要となる荷主というのはあります
求人情報にかかれている内容で、こんな荷主の仕事をしている、というときのために、今回の記事では、荷主の業界別に、その荷主だとどんな感じで働くことになるのかを紹介していきます
食品関係
まず、休日が不規則になります
繁忙期は休日返上ということも珍しくはないでしょう
人が休む時にも、働くことになるケースが多いです
人が休むということは、それだけ飲食が増すということなので、この業界では働くことになるのです
とあるビールメーカーの空缶を納品する仕事をしていました
5月の連休から、8月の盆休み明けまではとても忙しいです
まさに休みなく働いていた状況でした
ただし、この時期を過ぎたらピタッと暇になっていました
忙しい時期は、お盆やゴールデンウィークも仕事が入っていました
休日が最も不規則な業界でした
建材関係
倉庫内業務では、外壁材を扱っていました
住宅の外壁になるものです
年間通して安定した仕事量がありました
大工仕事の名残で、年末年始などはしっかりと休めていました
配送関係では、建材の配送を建材屋に対して行っています
建材の配送には、業界の通例といっていいくらい夜間の不在卸といったものがあります
これは夜中深夜の時間帯にお客さんの建物の敷地内、もしくは建物内に納品荷物をおろしておくときうものです
深夜時間帯なので、当然荷卸しに立ち会う人もおらず、荷物を置いて行くだけなので、不在卸と呼ばれています
必然的に配送は深夜の時間帯の夜勤となります
求人に夜勤無し日勤のみと書いてあるものがありますが、あえて書かれているということは、夜勤があるということでしょう
工業品関係
勤務形態はわりと安定はしています
しかし、もっとも健康被害への影響が多い業界だと思います
塗料などをあつかってきました
水性塗料なので、そこまで人体への営業もありません
油性だと、また違い人体への影響も出てくるでしょう
以前油性塗料の工場で働いていた方も、体調を崩して会社を辞めたという人もいました
窯業の製造工場でも勤務していました
原料のマイカが粉塵としてまっています
防塵マスク、防護ゴーグルを着用していました
粒子が常にまっています
肺に吸い込むのは長年続けると影響がでるのは間違いないでしょう
市販の風邪用のマスクでははがたたないです
吸い込んだ時、肺の内側からチクチクする感覚がありました
また、目も危ないです
草刈り用の防護ゴーグルをしていないと、目にも粒子ははいってきます
雨ガッパをきて、仕事をしていました
コンプレッサーからのエアーで粉塵を飛ばしやすいためです
健康被害のリスクが最も大きい業界だったと思います
機械関係
太陽光発電の機械を梱包出荷時していました
単価も高いです
仕事としては、業務内容も安定し、売り上げもでていました
しかし、問題を起こして損害賠償となった時の金額は高額となるリスクがあります
当然社内的にも不具合を発生させてしまえば、大きな問題となり、後処理が大変となるケースが多いです
まとめ
簡単な業界別の紹介を記事にしていきました
最初の求人での物流業界の仕事選びの際の参考にしてもらえたらと思います