②トラックの日常点検を初心者向けに解説 出発前にできる簡単なこと
今日はトラックの日常点検についての記事です
日常点検とは、トラックに異常がないかを出発前、もしくは帰社後にトラックの状態が異常がないかをチェックする為のものです
トラックの仕事は、この日常点検を実施し、異常がないかを確認することも仕事のうちです
安全に運行するためには、いろいろな装置があるトラックの点検をしないといけません
トラック業務の初心者の方は、この点検といっても、分からないと思います
何を点検するのか、どうやって点検するのか、正常と異常の判断はどこでするのか
複数回の記事に分けて解説をしていこうと思います
とはいえ、日常点検で確認する項目はかなり多く、全てを毎日点検できるのは、なかなか大変だと思います
そこで、今回の記事では最低限の点検だけお伝えしていこうと思います
出発前にすること
まず、エンジンが間違いなくかかるかできるだけ出発前の早めにエンジンをかけましょう
異常があった時に早めに対処できます
次にライト関係を点灯してみましょう
ヘッドライトのスモールランプとライト、ハイビームでも問題ないかも点検しておきたいところです
次にルームライトも点検しておきましょう
さらにフォグランプ
これはトラックのヘッドライトの足元にあるライトです
霧のある時、雨天時などの悪天候時に使用します
また、ヘッドライトが急遽切れた時に、代替えとしても使用できます
室内に点灯するためのスイッチがあります
次にマーカーランプ、別名車幅灯をつけましょう
これは車の車体の位置を把握する為のライトです
後輪の位置をこのライトの光で確認できます
トラックの後退時は、この後輪の位置の把握が重要になってきます
マーカーランプが消えていた時は、球を交換する前に軽くコンコンとカバーの部分をノックしてみましょう
接触不良であれば、これで点灯することもよくあります
ナンバー灯の点検も忘れがちですが、定期的にでもみるようにしましょう
車の後ろのナンバープレート部分を照らしているライトです
これが点灯していないと、整備不良となってしまいます
タイヤ空気圧チェック
本当なら、測定器具を使用して空気圧を点検する必要があります
でも常に実施するのは忙しい業務のなか大変です
簡単にできる空気圧のチェックをお伝えします
タイヤを蹴ってみましょう
ブヨブヨしていたら、空気圧が減ってきています
反対に反発するくらいなら、空気圧は十分です
また、重たい荷物を積んだ時にタイヤの凹み具合をみてみましょう
片方落ち込んでいるタイヤがあれば、そちらの空気圧は減ってきています
左右両方とも、均等に空気圧が減っていて、並行な状態というのは、滅多にありません
単純に目視だけで、タイヤの空気圧を確認できるので、器具も手間もいりませんので便利なやり方です